痛い葉っぱのソテツ
痛い葉
剪定に行くと必ず痛い葉っぱに出会います。
まずはソテツを紹介します。
葉は多数の細い葉によって構成されています。
この細い葉の先端が鋭くとがっていて、刺さると痛いです。
細い葉の全てがとがっているので、当たらないように避けるのが極めて難しいといえます。
上手くよけたと思っても、隣の葉の先端が刺さって・・・気をつけましょう。
中学校の理科の授業では、ソテツが裸子植物の代表種としてあげられていたような気がするのですが、今もそうなのでしょうか?当時はソテツといわれてもピンと来なかったのですが、実際に目にして触ってみることで「これがソテツなのか」と認識できました。
ソテツに限らず実物を見ることって大切ですね。
次はヒイラギナンテンを紹介します。
ヒイラギに葉が似ており、全体の雰囲気がナンテンに似ていることから、その名前が付けられたそうです。
葉がヒイラギと同様にトゲトゲしています。
そしてナンテンのように枝を大きく伸ばします。
2種のいいとこ取りというかなんというか、トゲトゲを避けるのが難しい形をしています。
ヒイラギは漢字で「柊」と書くように冬に花を咲かせますが、ヒイラギナンテンは3~4月に花を咲かせます。
常緑樹ですが寒い時期には紅葉を楽しむことができ、1年を通して楽しむことができる樹木です。
木に近づくときはトゲトゲにだけは気をつけたいですね。
最後にピラカンサを紹介します。
以前「実を楽しむ」というブログで棘について紹介したのですが、もう少し詳しく書いていきます。
ピラカンサの棘はソテツやヒイラギナンテンとは異なり、葉にはありません。
棘は枝にあります。
この棘は後に短枝となり花や実を付けることになります。
葉に棘があれば葉を避ければいいのですが、枝にある場合はそうはいきません。
特に剪定をするときには、枝を触る機会も多いので注意が必要です。
しかし、棘があるおかげで、防犯をかねて生け垣として利用することもできます。
痛いものでも役に立てる場所があるっておもしろいですね。