庭の「緑色を楽しむ」
緑色を楽しむ
緑色といえば、絵の具や色鉛筆、ボールペンなど、ありとあらゆる場面で目にする色です。
しかし、緑色にも多くの緑色があります。
例えば、外の景色を見ると草や葉の色が微妙に違いませんか?そんな緑色の違いを紹介します。
まずは、コケの緑色です。
黄緑色という表現が似合う色です。
よく見ると、コケの成長度合いによってわずかに色に違いが生まれています。
よく成長しているところは明るい黄緑色、少し成長の遅いところは暗い黄緑色になっています。
一面よく成長しているコケを並べると、それはとても綺麗な空間になるのだろうと思います。
その一方で、成長の遅れているコケが混ざると、少し美しさは失われますが、より自然な感じが出てくることもあるんじゃないかとも思います。
次はマルバユーカリを紹介します。
ちょっと珍しい緑色じゃないですか?濃い緑色を薄くしたような・・・表現が難しいですね。
オリーブの葉と同じような色でしょうか。
他の樹木の葉とは明らかに違う色をしています。
庭にマルバユーカリがあると、「おや!?」と興味をもってしまいます。
マルバユーカリは葉の色以外にも、葉の形も丸っぽい特徴的なところがあります。
緑色と葉の形と両方楽しめそうですね。
最後は空間全体の緑色を見てみます。1月のゴルフ場の風景なんですが・・・緑色?と思いましたよね。芝生も寒い時期は茶色っぽいというか白っぽい緑色になります。常緑の木々も緑色ですが、黒っぽい緑色をしています。
鮮やかでない緑色が冬の寒さや、空気の冷たさを視覚的に表現しているような気がします。
この写真から、緑色でも幅広い緑色があることがわかります。
例えば絵を描くときに、山をすべて同じ緑色で塗ってしまうと、自然な感じがなくなってしまいます。
それは実際の山が何種類もの緑色で構成されているからです。
普段から色の違いを楽しんでいきたいですね。