姫路市お庭づくり専門店サンガーデンスタッフブログ
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ついてを書かせてもらいました。
今回は「なりたがる形」です。
どうぞ最後までご覧下さいm(__)m
なりたがる形
樹木にはそれぞれなりたがる形があります。自然樹形の樹木の剪定では、このなりたがる形を目指します。
この写真は公園で見つけたケヤキです。
樹形をみると逆三角形のようになっているのが分かります。
この逆三角形の形がケヤキ本来の姿なのです。
言い換えると、逆三角形以外の形のケヤキはどこかが枯れてしまい形が悪くなったか、剪定のときに本来の形を意識せずに短くしてしまったことなどが考えられます。
剪定の時に、このなりたがる形に剪定すると、樹木にとっても成長しやすくなります。
さらに、樹木本来の形は見た目も美しく感じます。
ちなみに、逆三角形の形に成長する樹木としてはモミジもあげられます。
ほかには何があるでしょうか。
次は街路樹のクスノキを紹介します。2本並んでいるのが分かると思いますが、同じクスノキとは思えないほど形が異なります。
右側のクスノキは球形のように枝葉が広がっています。
クスノキ本来の形といえるのではないでしょうか。
先ほどのケヤキと比べてもらうと形が違うことがよくわかります。
次に左側のクスノキですが、平べったくなってしまっています。
よく見ると中央の幹が切られています。
その結果、高さが失われて横方向の枝だけが残り、このような形になってしまっています。
幹を切るときに幹から出ている上方向の枝を残しておけば、もしかするとクスノキらしい形が維持できたかもしれません。
街路樹からも学ぶことがたくさんありますね。
ケヤキやクスノキは、木がなりたがる形を紹介しました。
最後は私たち人間が「こうなって欲しいな」という形に剪定したキンモクセイを紹介します。
キンモクセイは中国原産のため、日本の山では見られることはなく、庭や公園に植えられているものを目にすると思います。
キンモクセイは、写真のような形に仕立てられていることが多いのではないでしょうか。
ふと思うのですが、キンモクセイのなりたがる形はどんな形なのでしょうか。
何年も放置されたキンモクセイは上方向に大きく枝を伸ばしていますが、あの形が本来の形なのでしょうか。
仕立てものの本来の樹形も知っていきたいですね。
最後までご覧いただき有難うございましたm(__)m
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