藤本ブログ 「マキ移植」
マキ移植
佐用町でマキの移植をおこないました。
マキの移植をしたので、その様子を紹介します。
まずは、マキを掘り起こしていきます。
掘り起こす方法もいくつかあるのですが、今回は根鉢を残して掘り起こす方法でおこないました。
この方法では、根鉢の大きさを根元直径の3~5倍くらいにするといいとされています。
その範囲に根が広がっているということです。
これ以上の範囲を掘っても、余分な土を根鉢にくっつけて掘るだけになってしまいます。
今回は移植先のスペースが狭かったので、できるだけ小さい鉢で掘るようにしました。
スコップと根切りを使って掘っていきます。
この時に、鉢の上の草を取り除いておくと、移植先で草が生える可能性が少し減りますよね。
掘り起こしができたので、次は根巻きをしていきます。
根巻きの目的は、根鉢の崩れを防ぐことです。
根鉢の土が根にしっかりとくっついていればいいのですが、土がポロポロととれることがあります。
せっかく根鉢を残して掘ったのに、根鉢がくずれてしまっては意味がありません。
もっと根鉢が大きい場合には、ある程度根鉢が掘れてきた段階で根巻きをおこない、それからつり上げて移動します。
今回は、根鉢が小さく、土がしっかりくっついていたので、完全に掘って、地面に上げてから麻布と縄で締め付けました。
どの作業にもしっかりとした意味と目的がありますね。
最後に、植え付けをおこない、支柱を取り付けて完成です。
植え付けの時には、木の表裏を確認します。
「照らしを見る」とかいったりします。
次は水やりです。
水は根鉢の上にかけるのではなく、根鉢の周囲にかけます。
根鉢の底まで水が回るようにすることが大切になります。
その後、根元をならし支柱を付けます。
他にもとなりに木を植える場合には、支柱の向きを揃えると綺麗に見えます。
また、少しでも支柱が目立たないように、主に木を見る側とは反対側に取り付けます。
支柱の長さも目立たないように調節します。
あまりに長く、支柱が飛び出していては木が綺麗に見えません。
ほどよい長さでカットしておきます。
木を植えるときには、少しでも綺麗に見えるように作業していきたいですね。