サンガーデン藤本ブログ「石」
石
庭を造るときの要素として、石は重要な役割を果たします。
今回は少し加工された石を紹介します。
まずはピンコロ石です。
ピンコロ石は境界線として使う機会が多くあります。
例えば花壇と駐車場の境界や、砂利敷きの場所と土の場所の境界などに使われます。
ピンコロ石は比較的サイズが小さいので直線的な境界線だけでなく、曲線を作ることができます。
直線だと人工的な感じがやや強くしますが、曲線にすると、自然ななめらかで優しい雰囲気に仕上がります。
先日、ピンコロ石を据えてみたのですが、うーん難しいです。
石をモルタルで汚さないように、高さを揃えて、隣の石とずれないように・・・試行錯誤しながらやっていきます。
次は延石を紹介します。
延石とは細長い直方体の石のことをいいます。
延石もピンコロ石と同様に境界線として使われますが、延段で用いられることが多くあります。
延段とは庭に延石やゴロタ石、鉄平石などを敷き詰めた通路のことをいいます。
延段があることで庭に変化が出ます。
庭を歩くのも楽しくなりますね。
延石は直線を構成することに向いているので、落ち着いた雰囲気を感じることができます。
延石は寝かせるだけではありません。
立てて並べることで門柱にすることができます。
延石の門柱はとてもかっこいいので、見かけたらついつい足を止めてしまいます。
他にはどんなところに使われているでしょうか。
最後に板石を紹介します。
板石は文字通り板状の石です。
板石は延石に負けず劣らずいろいろな場面で使用できます。
並べて敷いて、駐車場として使ったり、門から玄関へのアプローチに使ったりできます。
立てて使って、庭や花壇の土留めとすることもできます。板石を敷いてから目地を塗ります。
目地を塗ると石と石につながりを感じるようになります。
逆に目地を塗らずにすると、石の影が見えることで石の厚みや奥行きを感じます。
場所や用途、目的を考えて目地も仕上げることが大切ですね。
目地を仕上げることは少し得意なので作業を楽しみにしています。