藤本ブログ 「枯れかけのハナミズキをヤマボウシに植え替え」
「枯れかけのハナミズキをヤマボウシに植え替え」
姫路市で枯れかけのハナミズキをヤマボウシに植え替えました。
↑ ハナミズキの掘り起こし
枯れかけているハナミズキの植え替えの様子を紹介します。
まずは、ハナミズキを掘り起こしていきます。
駐車場として使われているので、植え替え後に木が邪魔にならないように、植え替え前の木の位置をあらかじめ測っておきます。
今回の現場は根元の土の部分が狭く、周囲が石張りになっています。
石の部分を傷つけないように板やシートで養生してから作業します。
養生しておくと、掃除もしやすくなるのでいいですよね。
狭いところを掘っていくので埋まっているものにも注意しなければいけません。
今回は埋まっていませんでしたが、電気の線が隠れていることがよくあります。
掘るところだけでなく、近くにライトなどが付けられていないか確認することが大切ですね。
このハナミズキは大きかったのでユニックを使ってつり上げて運び出しました。
運ぶときに根鉢が崩れて土が散らからないようにシートで覆っておきます。
周囲の地面やものを土で汚すことが少なくなり、綺麗に作業ができます。
↑ ヤマボウシの植え付け
次は新たに植えるヤマボウシを搬入します。
今回は植える前に地下支柱を取り付けます。
短い板を組み合わせて、その上にヤマボウシの根鉢を乗せ、縄で板と根鉢を固定します。
支柱を付ける目的は木が動かないようにすることです。
そのために、この段階で根鉢が動かないようにしておきます。
支柱を付けてから、先ほどハナミズキを掘り起こしたところに移動させます。
移動にはユニックを使ったのですが、ヤマボウシが大きいので近くの壁や窓などに当たらないか確認しながらおこないます。
先ほど地下支柱を取り付けたおかげで、移動後のヤマボウシは全く動く気配がありませんでした。
↑ 作業完了
植え替えが完了しました。
株立ちのヤマボウシは前後左右に大きく枝を伸ばし、迫力があります。
植え替えをしたのが3月なので、まだ葉がないのですが、もう少し暖かくなり葉や花が出てくると、さらに存在感が出てくるのではないでしょうか。
また、地下支柱を付けたので、いつもの植栽では付けている斜め支柱がありません。
そのために足下がスッキリして、ヤマボウシの枝振りのみがしっかりと見えています。
根元にはコケを貼りました。
少し緑が入ることでまとまりがでました。
最後に水で周囲を洗って完成です。
植え替え前とは大きく異なり、どの方向から見てもかっこいいシンボルツリーのある空間ができあがりました。
これから変化していくヤマボウシの姿が楽しみですね。