藤本ブログ 「和モダン外構」
「和モダン外構」
姫路市で四つ目垣のあるお庭を作りました。
↑ 作業前の様子
作業前は一部ブロックが積んであったり、土が盛ってあったりする状態でした。
ここに四つ目垣を作成し、おしゃれな雰囲気のあるお庭を作ります。
↑ 作業中の様子
まずはブロックを壊して石を積んでいきます。
ブロックを壊すときはできるだけ周囲に飛び散らないように注意します。
木の根が近くにあるところは、ブロック際の土をあらかじめ掘っておくことができなかったので、より慎重に作業しました。
石積みは高さと前面を揃えながら大小の石を組み合わせていきます。
並べた石が倒れてくるといけないので、モルタルで固定しながら積んでいきます。
石と石の隙間がどうしても残ってしまうところは、モルタルを詰めて仕上げます。
石積みができたので、四つ目垣を作成し植栽をおこないました。
支柱に竹を横向きに4本固定します。
その竹の前後に交互に短い竹を並べて固定していきます。
1番上の段と3番目の段はイボ結びで固定し、2段目と4段目はかいづる結びで固定します。
短い竹の上端が揃っていることが大切です。
植栽はマツが元々あったのですが、それ以外にイロハモミジやドウダンツツジ、ヤマボウシといった落葉樹を多く植えました。
春の芽吹きや花、紅葉が楽しみな木ばかりです。
その中に1本だけ常緑樹のシイモチを植えました。
落葉樹ばかりだと寒い季節は、葉がなくなり寂しい感じになってしまいます。
シイモチがあるおかげで賑やかさが出てきます。
根元はコケとタマリュウを植えました。
石際から木の根元まで隙間なく植えることでおしゃれな空間になりました。
タマリュウは土が流れてくることを防ぐ役割もあります。
↑ 作業完了
砂利を敷き詰めて完成しました。
石と四つ目垣が違和感なく組み合わさっています。
この景色は、石積みをしなければ出せない印象ではないでしょうか。
また、コケがあることで柔らかさも感じられます。
シンボルツリーも伸びた枝がなくなり、まとまりが出ました。
枯れ葉や枯れ枝も取り除くことで、スッキリとした印象のお庭になり、綺麗な玄関前が仕上がりました。