庭のモミジの種類
モミジ
秋になると山の木々が紅葉します。
庭木で紅葉するものの代表といえばモミジではないでしょうか。
今回はモミジの特徴を紹介していきます。
モミジといえば落葉樹で、春に緑色の葉が出てきて、秋に赤くなり、冬には散ってしまうというイメージがありますよね。
そこでこの写真を見てください。
このモミジの写真を撮ったのは5月なんです。
5月なのに赤い葉をしています。
これはノムラモミジといって葉が常に赤くなっている品種です。
新緑の時期には他の木が鮮やかな緑色の葉をつけているなかで、ノムラモミジは赤く際立って見えます。
モミジは葉の形が独特といえます。
品種によって差はありますが多くは5~9裂しています。
モミジを楽しむポイントとしてあげられるのが木陰です。
常緑樹も落葉樹も木陰はできるのですが、落葉樹のほうが柔らかい木陰になっていると感じます。
特にモミジは木陰の形も可愛く、見た目も楽しむことができます。
風が吹いたときに、木陰がそよそよと動く様子を見ているだけでも心地よさを感じます。
モミジは剪定の時に綺麗に揃えるのではなく、枝葉が流れるようなイメージで切っていきます。
短くしすぎると、モミジらしい優しい雰囲気が損なわれてしまいます。
最後は枝垂れモミジを紹介します。
枝垂れという名前の通りに枝が垂れているのが分かります。
モミジ以外にも枝垂れる樹木はあり、枝垂れ桜や枝垂れ梅あたりが有名ですね。
枝垂れモミジの特徴はやはりその形です
。イロハモミジなどは枝を上へ横へと伸ばしていきますが、枝垂れモミジは下へ横へと伸ばしていきます。
木の下から見上げると枝葉が覆ってくる感じがします。
樹木に限らず、植物は上へ上へと枝葉を成長させるものだとついつい思いがちですが、そうとも限りませんね。
写真の葉は赤色ですがこの写真は7月に撮りました。
枝垂れモミジも赤い葉の品種なのですが、緑色の葉をつけるものもあるみたいです。
気になりますね。