姫路市の植栽工事「グランドカバープランツ」
グランドカバープランツ
グランドカバープランツとは、その名の通り地面を覆う植物のことです。
地面を覆うといわれると芝生のイメージが強いのですが、芝生以外にも地面を覆ってくれる植物がたくさんあります。
今回はその一部を紹介します。
まずはフッキソウです。
漢字で書くと富貴草です。
縁起の良さそうな字面ですね。
写真ではポットに収まるサイズですが、地面に植えると周囲に広がっていきます。
葉の周りが黄色くなっている斑入りの品種もあり、使い分けると印象が変えられそうですね。
葉が先の方だけギザギザしているという特徴があります。
なぜかフッキソウをマホニアコンフーサと毎回間違えそうになります。
名前も形も全く似ていないのですがなぜでしょうか。
この写真はハツユキカズラです。
これはいろいろなところで植栽されているのではないですか。
ポットに入っているとかわいい感じがしますが、勢いよく成長してくれる植物です。
葉の色がピンクから白そして緑へと変化していきます。
ハツユキカズラは、葉に入っている白い斑が初雪に見えることからその名が付いたそうですが、本当におしゃれな名前ですし、名付けた人もすごいセンスがあるなあと思います。
以前に紹介したヤマボウシもですが、昔の人はよくそんな名前をつけられたなあと思わせる観察眼がありますよね。
この写真のようにグランドカバープランツは他にもたくさんあります。
地面を覆うという点では同じなのですが、それぞれ個性があっておもしろいんです。
見た目が違うのはもちろんなのですが、葉の触った感覚も違うし、植えたときにも真っ直ぐ植えられるものと、ペチャッと寝てしまうものもあります。
写真中央に独特な緑色をしているものが見えるのですが、シロタエギクといってキク科の植物です。
実はこの独特な白っぽい部分は細い毛があるためにこのような色になっています。
まだまだ知らないグランドカバープランツもあるので、いつか出会ったときに「これがあのとき調べたやつか」と思えるようにしておきたいですね。