剪定工事の仕上げは掃除です。
掃除ができているかどうかで仕上がりに大きな差が出てきます。
ほうきで掃くだけで綺麗になる場所もあれば、手作業でひとつずつ葉っぱを拾う必要がある場所もあります。
この写真では細かい白川砂のなかにゴヨウマツやナンテンの葉が落ちています。
ブロワーで落ち葉を飛ばしてかなり綺麗になったのですが、完全には取り切れていません。
このままにしておくと中途半端な仕上がりになります。
遠くから見るとそこそこ綺麗だけど、近くで見ると「うーん、もうちょっと」というような状況です。
ここから手作業で落ち葉を取り除いていきます。
落ち葉を取り除いた後がこちらです。
先ほどの写真とは全く違うように見えます。
落ち葉を取るだけで、ここまで印象を変えることができます。
時間は少しかかりますが、ここまで綺麗になるので、落ち葉拾いとはいえ侮ることができません。
拾う前後で何が違うのかを考えたときに、統一感の有無があげられます。
拾う前は白い白川砂の中に茶色や赤い葉が混ざって、散らかっているように見えます。
拾った後は白川砂の白色で統一されています。
この色が白川砂の美しい色で、白川砂のもつ本来の力が発揮されています。
なぜその場所にその材料が用いられているのかを考えながら作業することが大切ですね。